今月はプレスなどのイベントは無く、7/12-14の国際モダン・ホスピタルショウ2006に出展という形になります。
メタデータ(株)のトップページからも辿れますが、内容、詳細はこちらです。
中身は上記リンク先に任せましたので、ここでは舞台裏、と申しますか、なぜメタデータ(株)が医療会計用ソフトをWebアプリケーションで出すのか、を簡単にご説明いたします。
端的には、フィジカルな医療行為に対して、電子カルテの記述や、その経済的側面の数字、すなわちレセプト(診療報酬請求票)は、メタデータに他ならない、ということであります。メタデータを処理する基幹系業務で、業務知識を焼き付けていくことで、どんどん賢く、快適に使えるようになるような価値をご提供できないか。
ハードもソフトもコモディティ(日用品)になったチープ革命の時代に、コンサルティングという個別対応ではなく、より普遍的な問題解決の手法を幅広くご提供したい。小さな会社でもそれができるはず!という信念のもと、ニーズが大きく効果の高い業界、業務を選ばせていただいた次第です。
多岐にわたる医療情報処理。データの再入力も非常に多く、そもそも電子化されていないデータ、オンライン化されていない処理の比率が高い中、近い将来、必須、不可欠となることが確定しているのがレセプト処理です。
それ以上に、電子カルテに入力できるのは医師だけ、という制約が気になりました。電子カルテ自体、医療行為の妨げにならないようには、まだまだ技術的チャレンジが多々必要、ということもあります。
Web2.0的な価値を提供していくにあたって、医療関係従事者はもちろん、支援業者、関係団体、そして、ユーザ、もとい、患者さんと、安全・安心(secure)なコミュニケーションを経て、情報・知識を協創し集積し、分かち合っていくことの大切さも肝に銘じています。
医療情報業界では全くのルーキーですが、今後とも何卒どうぞよろしくお願いいたします。
2006年06月06日
2006年03月05日
メタデータの定義再考
3月最初の土日に、公開シンポジウム 『文化・知識情報資源共有化とメタデータ 〜横断的アーカイブズ論研究会2005年度成果報告を中心に〜』
というイベントに参加してまいりました:
http://yaeken.ia.inf.shizuoka.ac.jp/symposium/symposium2.html
公文書館の牟田さん、静岡大の八重樫先生(土偶を識別、整理分類するメタデータを17年かけて開発!)、近畿大の田窪先生、愛知淑徳大の菅野先生はじめ、錚々たるメタデータの論客のお話を楽しむとともに、講演者ほぼ全員と、アクティブな質問者達と意気投合し、すっかり仲良しになって、楽しく帰ってまいりました。
懇親会中に、イタリア焼酎『グラッパ』を持ち込んで飲ませてくれた田窪先生曰く:
「みんな博物館の展示品の『メタデータ』いわはるけど、なんかヘンな、ひっかかるとこ、おまへんか?」
一瞬つまったものの、「そうか! メタデータとは、データについてのデータやけど、博物館の展示品はモノそのものやから、そのプロフィール記述はただのデータかも、っちゅうことでんな?」と思わず関西弁で回答。正解でした。(微笑)
メタデータ株式会社のサイト http://www.metadata.co.jp 中のプレゼン資料にも書いてますが、ヒト、モノ(ドキュメント)、コトの『メタデータ』として一般化、抽象化していて、もはや、「データについての」という定義はとっくにはずれかかっていたことを、今更ながら再認識しました。
大学院生さんなど、入門者の方向けに、「5W1Hみたいなのがメタデータ」ということがあります。Dublin Coreなどを具体的に眺めていただけば、なるほど、と思っていただけるでしょう。しかし、観光情報やイベント情報など、5W1Hの塊、お化けみたいな情報塊には、たとえばWhen (年月日、日付)だけだも大量に含まれることがあります。イベント日程が本文に書いてあればそれはデータで、そのデータを何時更新したかの情報は相対的にはメタデータっぽい、とかです。
ブログの日記のタイトルに、「3月3日は***記念日。有名人xxxさんの誕生日でもあります」とあったら、たぶんそれはデータで、その日付が自動生成されていれば、表示の有無にかかわらずメタデータっぽい、とか。
ここでわかるのは、何を実体(body)と定義するかによって、相対的にメタな位置にあれば、それがメタデータであるということ。だから、データについてのデータについてのデータ、つまりメタメタデータというのもあるけど、それはあくまで相対的に決まる、ということであります。なので、そのデータだけをとってみれば(ややこしいですね!はははっ)、その利用目的(カタログ管理や他の資源との横断検索、など)が共通であれば、とりあえず【メタデータ】とだけ呼んでおくのが良さそう。
実体bodyがモノ(データじゃない!)からといって、いちいちデータ、と呼び変えたり、bodyの先にさらに実体っぽい資源(resource)が参照されていたからといって、いちいちメタメタデータ、と呼び変えるのは面倒くさい!というノリであります。
実際、最近まで、実体がモノだったけど、いつのまにかデジタルデータに化けた代物があります。はい、写真です。最近まで、写真はネガや印画紙といった「モノ」でありました。でも、いまや、マスター、原本がデジタル・データの方が多くなってしまいました。だから、Exifという、縦横のピクセル数やシャッター速度や絞り値、使用レンズやボディ、などを納めたデータは「メタデータ」と呼ぶことに誰も抵抗ないはずです。
とはいえ、ときどきは、「データについてのデータ」であるかどうかチェックしてみるのも役立つし、面白いかもしれませんね!
というイベントに参加してまいりました:
http://yaeken.ia.inf.shizuoka.ac.jp/symposium/symposium2.html
公文書館の牟田さん、静岡大の八重樫先生(土偶を識別、整理分類するメタデータを17年かけて開発!)、近畿大の田窪先生、愛知淑徳大の菅野先生はじめ、錚々たるメタデータの論客のお話を楽しむとともに、講演者ほぼ全員と、アクティブな質問者達と意気投合し、すっかり仲良しになって、楽しく帰ってまいりました。
懇親会中に、イタリア焼酎『グラッパ』を持ち込んで飲ませてくれた田窪先生曰く:
「みんな博物館の展示品の『メタデータ』いわはるけど、なんかヘンな、ひっかかるとこ、おまへんか?」
一瞬つまったものの、「そうか! メタデータとは、データについてのデータやけど、博物館の展示品はモノそのものやから、そのプロフィール記述はただのデータかも、っちゅうことでんな?」と思わず関西弁で回答。正解でした。(微笑)
メタデータ株式会社のサイト http://www.metadata.co.jp 中のプレゼン資料にも書いてますが、ヒト、モノ(ドキュメント)、コトの『メタデータ』として一般化、抽象化していて、もはや、「データについての」という定義はとっくにはずれかかっていたことを、今更ながら再認識しました。
大学院生さんなど、入門者の方向けに、「5W1Hみたいなのがメタデータ」ということがあります。Dublin Coreなどを具体的に眺めていただけば、なるほど、と思っていただけるでしょう。しかし、観光情報やイベント情報など、5W1Hの塊、お化けみたいな情報塊には、たとえばWhen (年月日、日付)だけだも大量に含まれることがあります。イベント日程が本文に書いてあればそれはデータで、そのデータを何時更新したかの情報は相対的にはメタデータっぽい、とかです。
ブログの日記のタイトルに、「3月3日は***記念日。有名人xxxさんの誕生日でもあります」とあったら、たぶんそれはデータで、その日付が自動生成されていれば、表示の有無にかかわらずメタデータっぽい、とか。
ここでわかるのは、何を実体(body)と定義するかによって、相対的にメタな位置にあれば、それがメタデータであるということ。だから、データについてのデータについてのデータ、つまりメタメタデータというのもあるけど、それはあくまで相対的に決まる、ということであります。なので、そのデータだけをとってみれば(ややこしいですね!はははっ)、その利用目的(カタログ管理や他の資源との横断検索、など)が共通であれば、とりあえず【メタデータ】とだけ呼んでおくのが良さそう。
実体bodyがモノ(データじゃない!)からといって、いちいちデータ、と呼び変えたり、bodyの先にさらに実体っぽい資源(resource)が参照されていたからといって、いちいちメタメタデータ、と呼び変えるのは面倒くさい!というノリであります。
実際、最近まで、実体がモノだったけど、いつのまにかデジタルデータに化けた代物があります。はい、写真です。最近まで、写真はネガや印画紙といった「モノ」でありました。でも、いまや、マスター、原本がデジタル・データの方が多くなってしまいました。だから、Exifという、縦横のピクセル数やシャッター速度や絞り値、使用レンズやボディ、などを納めたデータは「メタデータ」と呼ぶことに誰も抵抗ないはずです。
とはいえ、ときどきは、「データについてのデータ」であるかどうかチェックしてみるのも役立つし、面白いかもしれませんね!
2006年01月19日
「メタ」なんとか、、について
メタデータ、メタ知識、メタモデル(最近多いですね!)、などから、動詞にメタが付いたメタ学習、メタ認知まで、最近、「メタ」なんとかという言葉を目にする機会は増えてきたと思います。
メタ認知という言葉は、精神科医で通俗心理学(folkpsychology : 後日Web2.0の方のブログに「フォーク」なんとかについても取り上げる予定です)にも長けた和田秀樹さんがビジネス誌に掲載してポピュラーになりました。
いわく、メタ認知能力が高い人は、新しい環境に入ってもすぐ適応し、新知識・スキルを効率よく身に付けることができる。それは、自分が今何をしようとしていて、それが一般的な学習のプロセスのどこに該当するかわかっているから。どこにどれだけの力を注ぐべきか、頭の中のマップをたどっているかのようにクリアに対応付け、周囲の環境認識や学習を効率化、最適化できるからである、と。
英語でいう"I know what I am doing." といつでも言える人が、メタ認知能力が高い、といえますね。(この英文には確信犯で自分に不利になりかねないことをやっているみたいな比ゆ的意味もありますがここでは文字通りの意味)
自分が何を認識しつつあるかを認識している、という意味で「メタ」な能力ということになります。
メタ学習は、学習の仕方の学習といって良いでしょう。
メタ知識は、知識についての知識。あるいはその一部である、知識の獲得法や活用法についての知識をさしているようです。非常に一般的な、あらゆる知識に共通する属性を追求していることもあれば、個々の分野、特定の目的で行われる知識獲得や知識活用の具体的名方法論を指している場合もあるようです。(知識と情報の違い、定義についてはまた後日とりあげます)
最近、難物かなぁ、と思っているのがメタモデルです。
これが難解となっている原因の1つは、モデル、あるいはモデリングという概念が、抽象化と具体化の両方の方向性を取り得るからだと思います。
抽象化する方向のモデリングは、たとえば、BPM(ビジネスプロセスモデリング)を思い浮かべれば、実際のビジネス活動を1枚の絵(activity図など)に表す、みたいな作業。だから容易にイメージできるかと思います。具体化の方向というのは、ファッションモデルさんとか、モックアップとか、プロトタイプ(試作品)とか、徹頭徹尾具体化したイメージを指すときの「モデル」です。プラモデル、2006年モデル、なども同じですね。コンセプトや基本設計に肉付けし、仮説を検証したり、効果のほどを評価したりするのに使う「モデル」。
とすると、具体化方向の際の「メタモデル」とは、マネキン人形の基本設計(製造プロセスの基本ステップも含むか。。)とか、プロトタイピングの基本戦略や方法論を指すのかもしれません。
抽象化方向、たとえば、BPMにおけるメタモデルは、UML等の図の種類のどれをどのようにあてはめて使うかの選択結果、といえるかもしれません。
このようにちゃんと定義して使えば良いですが、それでも結構わかりにくいので、個人的には「メタモデル」という言葉の使用にちょっと抵抗あります。
みなさまは、「メタデータ」という言葉に抵抗ありますか?
使いにくいとお感じになるのはどのような時でしょうか?(微笑)
メタ認知という言葉は、精神科医で通俗心理学(folkpsychology : 後日Web2.0の方のブログに「フォーク」なんとかについても取り上げる予定です)にも長けた和田秀樹さんがビジネス誌に掲載してポピュラーになりました。
いわく、メタ認知能力が高い人は、新しい環境に入ってもすぐ適応し、新知識・スキルを効率よく身に付けることができる。それは、自分が今何をしようとしていて、それが一般的な学習のプロセスのどこに該当するかわかっているから。どこにどれだけの力を注ぐべきか、頭の中のマップをたどっているかのようにクリアに対応付け、周囲の環境認識や学習を効率化、最適化できるからである、と。
英語でいう"I know what I am doing." といつでも言える人が、メタ認知能力が高い、といえますね。(この英文には確信犯で自分に不利になりかねないことをやっているみたいな比ゆ的意味もありますがここでは文字通りの意味)
自分が何を認識しつつあるかを認識している、という意味で「メタ」な能力ということになります。
メタ学習は、学習の仕方の学習といって良いでしょう。
メタ知識は、知識についての知識。あるいはその一部である、知識の獲得法や活用法についての知識をさしているようです。非常に一般的な、あらゆる知識に共通する属性を追求していることもあれば、個々の分野、特定の目的で行われる知識獲得や知識活用の具体的名方法論を指している場合もあるようです。(知識と情報の違い、定義についてはまた後日とりあげます)
最近、難物かなぁ、と思っているのがメタモデルです。
これが難解となっている原因の1つは、モデル、あるいはモデリングという概念が、抽象化と具体化の両方の方向性を取り得るからだと思います。
抽象化する方向のモデリングは、たとえば、BPM(ビジネスプロセスモデリング)を思い浮かべれば、実際のビジネス活動を1枚の絵(activity図など)に表す、みたいな作業。だから容易にイメージできるかと思います。具体化の方向というのは、ファッションモデルさんとか、モックアップとか、プロトタイプ(試作品)とか、徹頭徹尾具体化したイメージを指すときの「モデル」です。プラモデル、2006年モデル、なども同じですね。コンセプトや基本設計に肉付けし、仮説を検証したり、効果のほどを評価したりするのに使う「モデル」。
とすると、具体化方向の際の「メタモデル」とは、マネキン人形の基本設計(製造プロセスの基本ステップも含むか。。)とか、プロトタイピングの基本戦略や方法論を指すのかもしれません。
抽象化方向、たとえば、BPMにおけるメタモデルは、UML等の図の種類のどれをどのようにあてはめて使うかの選択結果、といえるかもしれません。
このようにちゃんと定義して使えば良いですが、それでも結構わかりにくいので、個人的には「メタモデル」という言葉の使用にちょっと抵抗あります。
みなさまは、「メタデータ」という言葉に抵抗ありますか?
使いにくいとお感じになるのはどのような時でしょうか?(微笑)
2006年01月16日
「メタデータ」についての生乾きの知識、情報をこちらで、、
、、ご提供し、皆様とご一緒に考えてまいれたら、と存じます。
なお、こちらから:
http://metadata.sblog.jp/xoops/
コンテンツを一部移行しつつ、使い分けを工夫してまいりたいと思います。
たとえば、用語集を次の5つのカテゴリーに分けて作ってみました:
業界標準メタデータ規格
ヒト・モノ・コトのメタデータ;オントロジー
メタデータ活用のアーキテクチャ
メタデータ活用の実装
メタデータ活用のビジネスモデル
これらが妥当かどうかご意見頂き、本音でざっくばらんに議論するなら
どこかブログみたいなものがないとなぁ、と思っていたところでした。
上記xoopsは無料ながら会員制です。そこで、用語集など、一部コンテンツは、www.metadata.co.jp に複写してもつようにしようかとも考えています。
非会員様向けsneak preview:
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【メタデータ】
データについてのデータ。
あるいは、何らかのリソース(ヒト、モノ、コト、情報/知識、プログラムetc.) の実体に対し、そのプロファイルを記述したデータ。例えば、緯度/経度については、それが指す地球上の場所そのものを実体と考えれば、緯度/経度は、その実体に対するメタデータ、と位置付けられる。
モノやコトの5W1Hもしくは、Whyを除いて \"How much(値段)\", \"How many(数量)\", \"How long(納期/サービスデリバリーの所要時間)\"を加えた4W4H、およびそのサブカテゴリー (例:Who:著作経済権を所有する法人 のWhen(設立年や権利取得年月日)) を構造化して表現したものであることが多い。
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また、リンク集も、ブログでご意見頂きながら徐々に編集し、まとまったら適宜更新していくようにできたら、と思います。
なお、こちらから:
http://metadata.sblog.jp/xoops/
コンテンツを一部移行しつつ、使い分けを工夫してまいりたいと思います。
たとえば、用語集を次の5つのカテゴリーに分けて作ってみました:
業界標準メタデータ規格
ヒト・モノ・コトのメタデータ;オントロジー
メタデータ活用のアーキテクチャ
メタデータ活用の実装
メタデータ活用のビジネスモデル
これらが妥当かどうかご意見頂き、本音でざっくばらんに議論するなら
どこかブログみたいなものがないとなぁ、と思っていたところでした。
上記xoopsは無料ながら会員制です。そこで、用語集など、一部コンテンツは、www.metadata.co.jp に複写してもつようにしようかとも考えています。
非会員様向けsneak preview:
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【メタデータ】
データについてのデータ。
あるいは、何らかのリソース(ヒト、モノ、コト、情報/知識、プログラムetc.) の実体に対し、そのプロファイルを記述したデータ。例えば、緯度/経度については、それが指す地球上の場所そのものを実体と考えれば、緯度/経度は、その実体に対するメタデータ、と位置付けられる。
モノやコトの5W1Hもしくは、Whyを除いて \"How much(値段)\", \"How many(数量)\", \"How long(納期/サービスデリバリーの所要時間)\"を加えた4W4H、およびそのサブカテゴリー (例:Who:著作経済権を所有する法人 のWhen(設立年や権利取得年月日)) を構造化して表現したものであることが多い。
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また、リンク集も、ブログでご意見頂きながら徐々に編集し、まとまったら適宜更新していくようにできたら、と思います。